イタリア語の試験の種類｜イタリア語検定、PLIDA・CILS【２０１９年版】

● イタリア語の試験の種類｜イタリア語検定、PLIDA、CILS【２０１９年版】

こんにちは。田村です。

イタリアには、何度か行ったことがあります。１ヶ月かけて北イタリアを巡ったこともありました。それでも、まだまだ訪れていない場所がたくさんあり、何度でも訪れたい国の一つです。

行くたびに、少しイタリア語を勉強して行くのですが、現地ではもっぱらジェスチャーと、英語でコミュニケーションしています。もう少し本格的に勉強もしたいと考えています。

独学で勉強する場合、検定や試験はもひとつの目標になります。そこで、手始めに、イタリア語の試験について色々調べてみました。

２０１９年８月１６日現在の最新情報をまとめておきます。

イタリア語の試験、テストの種類

イタリア語検定の公式サイトは、こちらです。

イタリア語の試験としては、イタリア語検定、PLIDA、CLIS の３つがあります。

イタリア語検定は日本語話者を対象にしたイタリア語の検定試験です。イタリア語検定協会が主催で外務省が後援しています。

イタリア語検定の概要

イタリア語検定は日本語話者を対象にしたイタリア語の検定試験です。イタリア語検定協会が主催で外務省が後援しています。

年２回実施されます。１級と２級は秋季検定のみで実施されます。原則として春季は３月の第１日曜日、秋季は１０月の第１日曜日、１級、２級の２次試験は１２月の第１日曜日です。

第４９回２０１９年秋季検定の会場は、日本国内１３箇所、イタリア２箇所での実施でした。

イタリア語検定は、比較的、国内での実施会場が多いことと、受験料が他の検定に比べて手軽であることがメリットです。

２０２０年春季の第５０回検定より、検定料が改定されます。

１級と２級は２０００円、それ以外は１０００円上がります。それでも、まだ、他の検定に比べて受験料は手軽であるといえます。下は改定後の検定料です。

なお、併願には割引が適用されます。

筆記試験の時間

イタリア語検定１級合格者は、全国通訳案内士試験の筆記試験語学科目が免除されます。

PLIDA

PLIDAは、ダンテ・アリギエーリ協会が主催し、イタリア外務省が後援するイタリア政府公認の検定試験です。国内では各レベル年２回程度、東京と大阪で実施されています。

東京のアリギエーリ協会のPLIDAのサイトは、こちらです。

大阪のアリギエーリ協会のPLIDAのサイトは、こちらです。

基礎から最上級まで６つのレベルに分かれています。

不合格となった科目については１年間の有効期限中に再受験できます。

選択教科受験料

受験料は、為替変動により、変更する場合があります。また、PLIDAを受験するためにはダンテ会員に登録する必要があります。年会費６０００円です。

CILS

CILS（チルス）は、イタリア政府認定の、シエナ外国人大学が実施する試験です。受験対象者はイタリア以外の国籍を持つ人、イタリア以外の国で生活する在外イタリア人（イタリア系２世、３世など）、イタリアへの移民者となっています。

年２回、６月と１２月に試験が行われます。日本で受験可能です。

イタリア文化会館のCILSのページは、こちらです。

聞き取り（Ascolto）、文法（Lettura）、読解 (Analisi strutture comunicazione)、作文(Produzione scritta)、会話（Produzione orale）の５科目より合否判定されます。

基礎から最上級まで６つのレベルに分かれています。

不合格となった科目については１年間の有効期限中に再受験できます。

１科目別料金

CELI

CELI（チェリ）は、ペルージャ外国人大学が実施する検定です。イタリア外務省より公式資格として認定されています。

日本では受験できません。

CELIのレベルとCEFRの対応は、以下の通りです。

ペルージャ外国人大学のサイトはこちらです。