中華ドラマで中国語学習!四文字の言葉の日本語訳

● 中華ドラマで中国語学習!四文字の言葉の日本語訳

こんにちは。えりこです。最近、中国語リスニングもかねて中華ドラマを見ています。知らない単語や表現があっても、たいていは英語や日本の字幕で意味がとれますが、分からない時もあり、気になった単語やフレーズを ai アプリで調べています。調べたものをこちらに記録しておくことにしました。

結構多くなりそうですので、記事を分けて掲載しています。

億万長者 大金持ち関連の単語、表現は、こちらにまとめています。

4文字の言葉。この記事です。

恋愛、結婚、男女関係の単語、表現は、こちらにまとめています。

人を褒める・貶す単語、表現は、こちらにまとめています。

一般(上記以外の単語や表現)

中国語のドラマで出会った表現 四文字の言葉

莫名其妙

「莫名其妙」(mò míng qí miào)は中国語の成語で、以下のような意味を持ちます:

・意味不明、理解できない
・わけがわからない、不可解な
・突然の、予期せぬ
・理由のない、根拠のない

この成語の構成要素を分解すると:
莫 (mò): ~ない
名 (míng): 名付ける、説明する
其 (qí): その
妙 (miào): 不思議な、素晴らしい
直訳すると「その不思議さを名付けられない」という意味になります。

使用例:
他莫名其妙地生气了。
(彼は理由もなく怒り出した。)
这件事真是莫名其妙,我完全不明白。
(この件は本当に意味不明で、まったく理解できない。)
她莫名其妙地笑了起来。
(彼女は突然笑い出した。)
この成語は日常会話でよく使われ、理解できない状況や行動、突然の出来事などを描写する際に適しています。話し手の困惑や驚きを表現するのに効果的です。

汤臣十品

「汤臣十品」(tāng chén shí pǐn)は、中国の高級住宅地を指す言葉です。具体的には以下のような特徴があります:
上海市浦東新区にある超高級マンション群を指します。
正式名称は「汤臣一品」(tāng chén yī pǐn)で、「十品」は俗称です。
「汤臣」は開発会社の名前で、「一品」は最高級品質を意味します。
2005年に建設が始まり、2012年に完成しました。
11棟の超高層マンションで構成され、総戸数は約2,000戸です。
中国の富裕層や著名人が多く住んでいることで知られています。
1平方メートルあたりの価格が10万元(約200万円)を超える物件もあり、中国で最も高価な住宅の一つとされています。
その豪華さと高価格から、中国の経済発展と格差社会の象徴とも言われています。
「汤臣十品」は、中国の不動産バブルや富の集中を象徴する存在として、しばしばメディアで取り上げられる話題性の高い物件です。

神神叨叨

「神神叨叨」(shén shén dāo dāo)は中国語のスラング表現で、以下のような意味を持ちます:
おかしなことを言ったり、行動したりすること
理解しがたい、または非論理的な話をすること
迷信深く、神秘的なことを信じる様子
精神的に不安定な状態や行動を指す
この表現は通常、否定的なニュアンスで使われます。例えば:
他整天神神叨叨的,不知道在说些什么。
(彼は毎日おかしなことばかり言っていて、何を言っているのか分からない。)
别神神叨叨的了,说点正经的吧。
(そんな訳の分からないことは言わないで、まともな話をしようよ。)
「神神叨叨」は、人の言動が常識から外れている、または理解しがたいと感じた時に使われる表現です。迷信的な行動や、筋の通らない話をする人を描写する際によく用いられます。
この言葉は口語的で、フォーマルな場面での使用は適切ではありません。友人同士の会話や、くだけた場面で使われることが多い表現です。

欲擒故纵

「欲擒故纵」(yù qín gù zòng)は中国語の成語で、以下のような意味と特徴があります:
直訳:
「捕まえたいが故に、わざと放す」という意味です。
比喩的な意味:
相手を手に入れたい時に、あえて手を引いて相手の方から寄ってくるのを待つ戦略を指します。
使用場面:
恋愛や人間関係において、相手の気を引くための策略として使われます。
ビジネスや交渉の場面でも、相手の反応を見るために意図的に距離を置く戦術を表現するのに使われます。
類似表現:
日本語の「駆け引き」や「引き際の美学」に近い概念です。
例文:
他在恋爱中经常使用欲擒故纵的策略。
(彼は恋愛でよく駆け引きの戦略を使う。)
这个销售员很懂得欲擒故纵的技巧。
(この営業マンは駆け引きの技術をよく心得ている。)
語源:
この成語は古代中国の軍事戦略から来ています。敵を捕らえるためにわざと逃がすという戦術を表していました。
「欲擒故纵」は、相手の心理を操作するための高度な戦略を表す成語で、中国語の会話や文章でよく使用されます。ただし、マニピュレーションを示唆する場合もあるので、使用する際は文脈に注意が必要です。

患得患失

「患得患失」(huàn dé huàn shī)は中国語の成語で、以下のような意味を持ちます:
得ることを心配し、失うことを恐れること
利益を得ることと損失を被ることを過度に気にすること
物事の結果を過度に心配し、不安に思うこと
この成語は、人が何かを得ることや失うことに対して過剰に不安を感じたり、執着したりする心理状態を表現します。主に否定的なニュアンスで使われ、以下のような特徴があります:
短期的な利害にとらわれすぎて、大局を見失っている状態を指す
心が落ち着かず、常に不安定な様子を表す
物事に対して過度に慎重になりすぎる態度を批判する際に使われる
例文:
别总是患得患失,放轻松一点。
(いつも得失を気にしすぎないで、もっとリラックスしなさい。)
他做事总是患得患失,很难下定决心。
(彼は物事をするときいつも得失を気にしすぎて、なかなか決心がつかない。)
この表現は、ビジネスや人生の決断に関する文脈でよく使われ、過度の心配や躊躇を戒める意味合いを持っています。

胡搅蛮缠

「胡搅蛮缠」(hú jiǎo mán chán)は、中国語の成語で、以下のような意味を持ちます:
道理をわきまえずに強引に主張する
理不尽なことを言って相手を困らせる
筋の通らない言い分を押し通そうとする
むちゃくちゃな理屈をつけて相手を困惑させる

「胡」は「でたらめな」「むちゃくちゃな」という意味を持ちます。
「搅」は「かき回す」「混ぜる」という意味です。
「蛮」は「野蛮な」「道理をわきまえない」という意味を表します。
「缠」は「絡みつく」「しつこく付きまとう」という意味があります。
これらの文字を組み合わせることで、「道理をわきまえずに、むちゃくちゃな論理でしつこく絡みつく」という意味が生まれました。

この成語は、以下のような状況で使われます:
相手の言い分を全く聞かずに自分の意見を押し通そうとする人を批判する時
議論や交渉の場で、相手が理不尽な要求を繰り返す様子を表現する時
子供がだだをこねて親を困らせるような状況を描写する時
「胡搅蛮缠」は、相手の行動を非常に否定的に評価する表現です。理性的な議論や交渉を拒否し、ただ自分の主張を通そうとする態度を強く批判する意味合いを持っています。
使用例:
“别再胡搅蛮缠了,我们应该理性地讨论这个问题。”
(もうむちゃくちゃな言い分はやめて、この問題を理性的に議論すべきだ。)

替人做嫁

「替人做嫁」(tì rén zuò jià)は中国語の慣用句で、以下のような意味があります:
他人の代わりに嫁に行く
この表現の字義通りの意味です。昔、家族の都合で姉の代わりに妹が嫁ぐなどの習慣があったことから来ています。
他人のために犠牲になる
より広い意味で、自分の利益を犠牲にして他人のために尽くすことを表します。
身代わりになる
他人の代わりに困難な状況や責任を引き受けることを意味します。
他人の幸せのために自分を犠牲にする
特に、恋愛や結婚の文脈で使われることがあります。例えば、好きな人の幸せのために自分の気持ちを抑えて別の人と結婚させるような状況を描写するのに使われます。
この表現は、自己犠牲や献身を表すためによく使われますが、必ずしも肯定的な意味合いだけではありません。時には、不当な犠牲や強制を批判的に表現する際にも使用されることがあります。
使用例:
「她为了妹妹的幸福,替人做嫁。」
(彼女は妹の幸せのために、身代わりになって嫁いだ。)
この表現は、中国の伝統的な価値観や社会構造を反映しており、現代でも比喩的に使われることがあります。

替人做嫁の後に決まり文句が続くこともあります。

替人做嫁衣裳 (tì rén zuò jià yī shang)
「他人のために嫁入り衣装を作る」という意味で、自分の利益を犠牲にして他人のために尽くすことを表します。

替人做嫁妆 (tì rén zuò jià zhuang)
「他人のために嫁入り道具を用意する」という意味で、上記と同様に自己犠牲を表します。