春節は中国のお正月ですが、日本にいても横浜中華街などでは春節を祝って獅子舞があったりしますし、中国から訪れる観光客が多くなる時期でもあります。
韓国、ベトナム、シンガポール、マレーシアでも旧正月が祝われます。
2025年、今年の春節はいつなのかな?と思ったら、1月29日(水曜日)なのですね。去年は確か、2月だったなと思って調べたら、昨年2024年は、2月10日でした。
結構、年によって時期がずれますよね。一体どのように決まっているのかな?と思って、改めて中国の暦と、日本の旧暦、そしてグレゴリオ歴の関係について調べてみました。
日本の旧暦のお正月と中国の春節の関係は?
日本の旧暦と中国の春節は、どちらも太陰太陽暦に基づいており、たいていは同じ日です。
しかし、現在、日本と中国では旧正月の扱いが異なります。
中国では春節(旧正月)が最も重要な祝祭日とされ、盛大に祝われます。韓国では「ソルナル」として、ベトナムでは「テト」として、シンガポールでは“Chinese New Year“として、休みになります。その他のマレーシアでも休日になります。
一方で、日本では平日ですし、旧正月の存在感は薄いですよね。
旧暦の共通点
日本の旧暦と中国の春節、韓国のソルナル、ベトナムのテト、シンガポール・マレーシアの“Chinese New Year“は以下の点で共通しています:
- 太陰太陽暦を基準としています。
- 新月の日を各月の始まり(朔日)としています。
- 立春に最も近い新月の日を年の始まりとしています。
日本の暦の歴史的背景
日本は明治5年(1872年)まで中国と同様の旧暦を使用していました。
明治6年(1873年)に新暦(グレゴリオ暦)を採用したことで、日本の正月は新暦の1月1日に固定されました。
現在の日本では一部の地域(沖縄や南西諸島など)を除き、旧正月を特別に祝う習慣は薄れています。
日本の旧正月と中国の春節は同じ日?
多くの場合、日本の旧正月と中国の春節、韓国のソルナル、ベトナムのテト、シンガポール・マレーシアの“Chinese New Year“は同じ日になります。しかし、稀に日付がずれることがあります。
これは、時差の影響です。
具体的には、新月の瞬間が日付の変わり目近くに起こる場合、新月が起こる日の判定において、1日のずれが生じる可能性があるためです。
例えば、日本時間で2月9日の1時に新月が起きたとき、他の国ではまだ2月8日の23時だった場合、旧正月の日付が異なる可能性があります。